世界的な指揮者・佐渡裕さんが福島県南相馬市を訪れ、12月に行われるコンサート「1万人の第九」に参加する合唱団を指導しました。
南相馬市を訪れたのは、ヨーロッパや国内のオーケストラで指揮者として活躍する佐渡裕さんです。
佐渡さんは、指導の前に東日本大震災で被害があった場所を巡りました。
そして、南相馬市の社会人から小学生までの女性が参加するMJC合唱団のもとに。
こちらの合唱団は12月4日、佐渡さんの指揮で大阪で開かれる「1万人の第九コンサート」にリモートで参加します。
佐渡さんは、メンバーに歌い方の指導だけでなく、「第九」に込められた平和への願いを語ります。
佐渡さん「音楽を通して世界の人たちがひとつになって欲しい。そんなことを思いながら合唱してくれたらいいと思う」
佐渡さんは、震災の影響で離れ離れになりながらも歌でつながった合唱団の歩みを重ね、「1万人の第九」への思いを話してくれました。
佐渡さん「どんな形でも諦めず、人と人とがつながっていくことを音楽を通して示されたことはすごいと思う。1万人の第九は非常に大きなコンサートですが、メッセージを送れるコンサートになったらいいと思います。」
MJC合唱団が参加する「サントリー 1万人の第九」は12月4日に開かれます。