福島県は28日、伊達市の養鶏場で、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性が確認されたと発表しました。

県によりますと、28日午前8時45分に肉用鶏1万7000羽を飼育する伊達市の養鶏場から「普段より死んでいる鶏の数が多い」と連絡がありました。
県北家畜保健衛生所の職員が簡易検査を行ったところ、13羽すべてで鳥インフルエンザの「陽性」が確認されたということです。

検体は、玉川村にある県中央家畜保健衛生所に送られ、「高病原性」または「低病原性」の鳥インフルエンザかどうかを確認するため、遺伝子検査などの精密検査を行っているということです。

遺伝子検査の結果は、29日朝にも判明する見込みで、「高病原性」または「低病原性」のいずれかの鳥インフルエンザであることが確定すれば、養鶏場の1万7000羽すべての殺処分が行われるということです。