今年、福島県内で発生したなりすまし詐欺の被害額は、8億1000万円あまりで2003年の統計開始以降、過去最悪となっています。
県警察本部によりますと、今年、県内で発生したなりすまし詐欺の被害は今年7月末までに110件で、去年の同じ時期と比べて46件増えました。被害額は、8億1346万円で、これは2003年の統計開始以降、最も被害額が多かった2014年のおよそ4億7000万円を大幅に上回り、過去最悪となっています。
手口別にみると、オレオレ詐欺が54件とほぼ半数を占めていて、このうち52件が、警察官をかたる詐欺だったということです。県警は、「警察官が指示するお金の話は詐欺」として注意を呼びかけています。