新型コロナウイルスについて、福島県内では新たに931人の感染が確認されました。
県内の感染状況が第8波に入るなか、県は高齢者施設などに抗原検査キットの発送を21日から始めました。
感染が確認されたのは、県中で112人、会津で107人など合わせて931人です。感染者の数は、17日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。
年代別では10代が174人と最も多く、次いで30代の163人となっています。
確保病床に入院している人は371人で重症は1人。病床使用率は48.8%となっています。
県内の感染状況が第8波に入る中、県は21日からクラスターなどの集団感染が相次ぐ県内の高齢者施設や児童福祉施設などの感染拡大を防ぐため、施設の職員向けに抗原検査キットの配布を始めました。
配布の対象となるのは県内の8700施設で、国から無償配布されたおよそ339万キットが活用されます。
県保健福祉部高齢福祉課・角田和行課長「陽性が判明した時の迅速な対応、施設の中で働いて他の方にうつさないという取り組みを徹底していただければと考えている」
抗原検査キットの配送は、12月下旬までには終える見込みだということです。
【内訳】9保健所と陽性者登録センター
福島市 84人
郡山市 51人
いわき市 101人
県北 63人
県中 112人
県南 37人
会津 107人
南会津 2人
相双 51人
陽性者登録センター 323人
【県内の入院・療養者】
確保病床の入院者 371人
病床使用率 48.8%
確保病床外も含めた入院者 587人
重症者 1人
宿泊療養者 418人