福島県の沿岸部いわき市久之浜町にある津波避難ビルは、東日本大震災の教訓で建てられた3階建てのビルで、およそ260人の住民が避難できるようになっています。海抜18メートルあります。

津波は一刻を争うことから、通常の出入り口の他に夜間などは蹴破って入る入り口もあり、2016年の津波警報の時には使用されました。

30日は、津波警報が出てすぐに近所のお年寄りを中心とした住民10人あまりが、この津波避難ビルに到着し、避難をしています。

福島県内では、午前11時4分にいわき市小名浜で第1波が到達し、これまでに相馬で最大60センチ、いわき市小名浜で最大40センチの津波を観測しています。津波は繰り返し襲ってくることから、住民へは高台に避難するよういわき市では呼びかけています。