あんぽ柿発祥の地、福島県伊達市梁川町では、冬の訪れを告げるあんぽ柿作りがいま、最盛期を迎えています。

小湊愛巳アナウンサー「福島の冬の風物詩といえば、このオレンジ色のカーテン!あま~い香りが漂ってきます」

福島県を代表する冬の特産品「あんぽ柿」は今年で誕生100周年です。

あんぽ柿発祥の地とされる伊達市梁川町の「五十沢地区」では、いまあんぽ柿づくりが最盛期をむかえていて、農業生産法人「種まきうさぎ」では、朝から作業に追われています。

あんぽ柿作りは、まず柿の皮をきれいにむき、ひとつひとつヘタを紐で結び、硫黄でいぶします。

そのあと、日の当たらない風通しのよい場所でおよそ1か月乾燥させることで甘くてトロッとした食感のあんぽ柿が出来上がるそうです。

今年は変形したものが多く、収穫量は例年の3割ほど少なくなりましたが、夏は天候に恵まれたため、糖度は高く甘いあんぽ柿が楽しめそうです。

農業法人種まきうさぎ・岡崎靖さん「今年はあんぽ柿発祥の地、五十沢が100年目なんです。なので今年は記念の年なので、全国のみなさんに美味しいあんぽ柿を楽しんでもらいたい。」

あんぽ柿作りは12月上旬まで続き、年末にむけて本格的に県内外の直売所や百貨店などに出荷される予定です。