空気の乾燥する時期を迎え、県内各地で連日火事が相次ぐなか、福島県楢葉町では、子どもたちが「火の用心」を呼びかけました。
このパレードは秋の全国火災予防運動の一環として、双葉消防本部などが企画したもので、楢葉町の「あおぞらこども園」の園児たち19人が参加しました。
おそろいのはっぴを着た子どもたちは、「火の用心」の音楽に合わせて拍子木を鳴らしながら、町の災害公営住宅を練り歩きました。
誓いの言葉「私たち、あおぞらこども園の子どもは火遊びは絶対にしません」
パレードのあとには楢葉町の女性消防団員が防災について学ぶ紙芝居を披露し、子どもたちは真剣な表情で見ていました。
園児「楽しかったです。」
園児「トントンするところが楽しかったです。」
双葉消防本部富岡消防署楢葉分署・半澤和夫分署長「子どもたちが火の用心を呼びかけたので、住民の皆様も火のもとに十分注意して、火事を起こさないようにしていただければと思います」
県によりますと、今年9月末現在、県内で起きた火災は422件と去年の同じ時期より62件少なくなっています。
これからの時期は、空気の乾燥や暖房器具の使用とともに火事が増える傾向にあることから、県や消防では注意を呼びかけています。