井上和樹アナウンサー「木の表面を見てみますと、1センチほどの小さな穴が無数に開いています。これもおそらくカミキリムシによる食害だと思われます。」

中央に見えるのがカミキリムシの食害とみられる穴


食害が進むと幹の強度が下がり、倒木の恐れがあることから、7日から伐採が始まりました。

市民に親しみある街路樹が姿を消すことに、街の人は…

街の人「もったいないね。寂しいけど、しょうがないよね」

福島河川国道事務所では、11月末までに平和通りのトチノキを伐採することにしています。

今回の食害は「ツヤハダゴマダラカミキリ」によるものです。中国や朝鮮半島などが原産の外来種で、大きさは2、3センチほどです。

産まれた幼虫は木の内部に侵入し、中を食い荒らします。その結果、栄養が行き届かず、葉っぱも全て落ち、最悪の場合、倒木してしまう可能性があるということなんです。


成虫を見かけたら、すぐ殺虫剤などで駆除してください。そして、木の幹に穴が開いていたり、樹皮がボロボロと落ちていたりする場合、その木はカミキリムシの被害に遭っている可能性があるので、県の自然保護課に連絡してください。