山形県で開かれている春の高校野球東北大会。春のセンバツに出場した聖光学院は、岩手の久慈との接戦を制し、ベスト4進出を果たしました。
夏の前哨戦となる春の高校野球東北大会2日目。第1シードの聖光学院の相手は、岩手第2代表の久慈と対戦しました。
試合は序盤から打ち合いに。2点のリードを許して迎えた2回ウラ、聖光は7番・坂元のタイムリーヒットで同点とすると、さらには1番・猪俣のスリーランホームランで勝ち越します。
しかし、6回表。エースの大嶋が相手の打線につかまり、3点を奪われて逆転を許します。
追い込まれた聖光は、7回ウラ、1アウトランナー2、3塁のチャンスを迎えます。そして、5番・細谷の左中間へのタイムリーで2点を奪い、再逆転に成功。これが決勝点となり、シーソーゲームを制した聖光が7対6で勝利し、ベスト4進出を果たしました。
久慈 200 103 000 6
聖光 050 000 20× 7
決勝点を決めた聖光学院・細谷丈選手「抜けてくれという気持ちだったので、抜けてくれてうれしかった。(準決勝も)チーム力でチーム一丸となって圧倒できるように頑張りたい」
聖光学院・斎藤智也監督「完全に圧倒されつつも、要所でけん制アウトとかピンチをしのいで少ないチャンスをものにしたという意味では、意味のある勝利だったと思う」
一方、福島第2代表の学法石川は、青森の八戸学院光星に1対8の7回コールドで敗退しました。聖光学院の準決勝は13日、宮城第1代表の仙台育英と対戦します。