6月8日から14日までは、「危険物安全週間」です。福島県郡山市では、消防と自衛隊が合同で、ガソリンに引火した火事に対応するための訓練を行いました。
訓練は、震度7の大きな揺れを観測した地震で、自衛隊の敷地にあるガソリンが入ったドラム缶が崩れ、火事が起きたという想定で行われました。
この取り組みは、8日から始まった「危険物安全週間」にあわせて行われ、消防と自衛隊から、およそ60人が参加しました。訓練では、けが人を救助して手当を行い、搬送する手順を確認しました。また、消防のはしご車や自衛隊のポンプ車など10台の車両も加わり、連携して消火にあたりました。

県内では、10日も三春町の工場で危険物の赤リンが燃える火事がありました。危険物が絡む災害に対応するためには「情報」が鍵を握るといいます。
郡山消防署大槻基幹分署・大越清徳基幹分署長「まずは消防隊への情報を共有していただかないと、どういった危険物なのかが我々把握しないとその対応ができませんので、いち早く消防隊に情報を提供していただきたいと思います」
消防では、危険物の取り扱いと管理に注意するよう呼びかけています。
