福島第一原発2号機で行われている燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は23日、2回目の作業をすべて完了しました。

福島第一原発の1号機から3号機には、燃料デブリが合わせて880トンあるとみられ、取り出しは、廃炉の最重要課題となっています。

2号機では、4月15日に2回目となる燃料デブリの試験的な取り出しが始まり、前回よりも1メートルから2メートルほど格納容器の中央に近い場所から取り出されました。大きさは、7ミリ以下とみられています。

提供・東京電力HD

東電は、午前10時すぎ、取り出したデブリを専用のコンテナに入れ、今回のすべての作業を完了しました。採取したデブリは、今後、茨城県の施設に運ばれ、本格的な取り出しに向けて分析作業が行われます。