福島県白河市の大手タイヤ工場が、タイヤの生産などに使う電力に活用する水素の製造を始めました。

水素の製造を始めたのは、白河市の住友ゴム工業白河工場です。この水素製造装置は、太陽光などの再生可能エネルギーから二酸化炭素を出さずにつくるいわゆる「グリーン水素」をつくる装置で、4月から24時間稼働してタイヤ製造などの電力エネルギーとして使っています。

住友ゴムタイヤ事業本部・箱嶋英一生産本部長「色々な業界に先駆けてカーボンニュートラルを達成できるように、福島の白河工場が先駆けて業界をリードできるように頑張って参りたい」

グリーン水素を製造した工場で直接使うのは県内で初めてで、15日は福島県の内堀知事などが水素製造装置を視察しました。水素は年間最大100トン製造が可能で、年間およそ1000トンの二酸化炭素の排出削減につながる見込みです。