あらゆる業種で人材不足が指摘されている中、福島県内で働く外国人の数が、過去最高となりました。

福島労働局によりますと、去年10月末現在、県内では1万3710人の外国人が働いていて、統計を取り始めた2009年の4倍に急増しています。こうした中、民間のシンクタンク「とうほう地域総合研究所」が、県内の外国人労働者に関する分析結果をまとめました。

とうほう地域総合研究所・高橋宏幸エコノミスト「人手不足の中での人材獲得がなかなかできないということが、外国人を雇用する理由になっているかと思います」

シンクタンクでは、外国人労働者が増えている要因の1つに、人口減少に伴う人手不足をあげています。今後は、他の国と人材の奪い合いも激しくなるとみられていて、外国人労働者の確保が難しくなることも想定しなければならないとしています。県内の外国人労働者は、最も多い業種が製造業で、小売業やサービス業が続きます。