住宅の中で心肺停止になった住民を救助する訓練が、福島県いわき市の解体予定の住宅を使って行われました。
鳴り響く破壊音。人命救助のため、ドアを破壊します。訓練に使われたのは、建物が古くなり、解体される予定のいわき市の市営住宅です。
いわき市の常磐消防署が救助技術の向上のため行ったもので、住宅の中で住民が心肺停止になったことを想定し、進められました。隊員たちは、ドアを壊して部屋に入ると自動心肺蘇生器などを使って救助しました。

いわき市常磐消防署・長谷川秀明副署長「今後もこういった訓練を積み重ね、現場活動に生かしていきたいと思います」
隊員たちは、緊迫感の漂う現場で、救助の手順を確認していました。
