夏の甲子園で仙台育英が初優勝を果たし、初めて優勝旗が白河の関を越えました。この優勝でにぎわっているのは宮城県だけではありません。白河市ではご利益効果で、賑わいが続いています。

甲子園で仙台育英が優勝しいま注目を集めているのが「白河の関」の跡地がある「白河神社」です。

県内在住の女性「以前は全然人がいなくて、上にあがるのも勇気いるくらい暗い感じだったけど、きょうはすごく明るかった。賑わっていた」

多くの人のお目当てがこちら……。仙台育英の優勝を記念した特別な「御朱印」です。以前まで、平日の参拝客が一人もいない日もあったそうですが、今では毎日100人近くが訪れるそうです。

西田重和さん(盛り上がり方は違いますか?)「もう全然、違うなんてものじゃない!ものすごいと言った方がいい」

一方白河といえば、だるまが有名ですが……。

熊崎結萌アナウンサー「だるまの後ろには『白河の関越え』の文字が!盛り上がりはまだまだ続いています」

白河市にある「だるまランド」では、今月30日までの期間限定で野球ボール柄の「勝(かち)だるま」が販売されています。

高さは8.5センチで特徴は、胴体に書かれた大きな「勝」という文字と、一つひとつ丁寧に描かれた赤い縫い目です。

渡辺幸子さん「本当に『白河の関』を越えたことが嬉しくて、それを形にしたいと思って作りました」

すでに250個近くが売れていて、福島県外からも多くの人が買いに訪れているそうです。

神奈川県から来た女性「野球柄がすごくかわいかったので、おじいちゃんおばあちゃんたちにも買っていきます」

深紅の優勝旗の「白河の関越え」は県内にも嬉しい経済効果をもたらしています。「勝だるま」の利益の一部は地元の野球チームに寄付されるということです。