6日午前6時50分ごろ、福島県いわき市南台の製紙工場でボイラーが爆発し、清掃作業員の男性1人がけがをしました。
警察や消防によりますと、6日午前6時50分ごろ、いわき市南台にある製紙会社、「いわき大王製紙」の工場で近くの人から「工場で爆発音が聞こえた」と消防に通報がありました。
火は、およそ30分後に消し止められましたが、近くで清掃作業をしていた60歳の男性作業員1人が両手や首などに軽いやけどをして、救急車で病院に運ばれました。命に別状はないということです。
いわき大王製紙によりますと、爆発したのは社内向けに発電しているバイオマスボイラーで、当時2、3人ほどで燃料を投入する準備をしていて、水蒸気爆発が起きたとみられるということです。
この工場では、段ボールの原料や新聞用の紙などを製造しているということで、警察と消防が爆発の原因を調べています。
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に、爆発の原因を調べることにしています。