ドローンが内部に 映像からわかること
ドローンを使った空気中の調査は、1号機では建屋内の水位が低く、水中調査だけでは中の様子がわからなかったため行われました。こうした状況は、建屋ごとに異なっていて、たとえば3号機は、水位が高いため、空気中の調査は行われていません。

今回、初めてドローンを使った調査が行われ、格納容器の中をぐるりと飛行して、撮影が行われました。

何がわかったのかというと、まずは、損傷の激しさです。たとえば、燃料デブリがあると思われる場所につながる入口は落下物でふさがっていました。また、下向きについているはずのボルトが上下逆さまになっていることも確認されました。そして、つらら状の燃料デブリとみられる堆積物も確認されました。

東電は、「初めて空気中に堆積物があることを確認することができた。今後の取り出しの向けて方法を考えていく」としています。
内部は極めて放射線量が高く、かなり大がかりな作業になることが予想されますが、安全かつ確実な取り出しが求められます。










