パートやアルバイト、派遣社員などの非正規労働者による春闘が30日から宮城県内で始まりました。10%以上の賃上げを求めています。

春闘を開始したのは、非正規労働者が個人で加盟できる労働組合でつくる「非正規春闘実行委員会宮城支部」です。
コロナ禍や物価高騰に賃上げが追いついていないとして、非正規労働者の賃金を10%以上引き上げるよう求めています。

非正規春闘実行委員会・宮城支部森進生さん:「多くの非正規の人たちは生活が大変だと思う。賃金が低いだけではなく出費が物価高騰やエネルギー高騰などでかさんでいる。悩んでいる人はぜひ私たちのように1人から入れる労働組合に相談してください」

この非正規春闘は去年から全国的に始まったもので、去年は全国で30社余りに賃上げを要求し、およそ半数の企業で実現したということです。

宮城支部では2月4日に無料の相談ホットラインを開設し、午後1時から5時まで電話番号0120ー333ー774で相談を受け付けます。