正月に向けて県の伝統的工芸品「松川だるま」作りが、仙台市内で最盛期を迎えています。
宮城の海と空を表した群青色で彩られただるま。県の伝統的工芸品「松川だるま」です。青葉区の本郷だるま屋では、正月に向けて10代目の本郷久孝さんと妻の尚子さんが丁寧に絵付けをする作業に追われてました。

本郷久孝さん:
「皆さんをお守りしてくれるだるまです。家内円満で良い年でありますように祈りながら作ってます」

松川だるまは、今から200年ほど前、仙台藩士、松川豊之進が天保の大飢饉に苦しむ人たちの心のよりどころよりにと作ったのが始まりとされていて、今では、縁起物として親しまれています。

本郷だるま屋では、およそ5000個のだるまを作る予定です。松川だるまは、宮城県内の神社や土産物店で販売されます。