■防衛戦の相手は“本場”タイの実力者

対するは世界ランク6位、本場タイの実力者。わずかな隙も見せられない相手に慎重になりすぎたか、いつもの積極的な試合運びがみられません。
PCK連闘会・鈴木芳喜会長:
「相手が何を狙っているかがわからないので、その中で田中の動きに対して、相手が反応できていない角度があった。そこを詰めさせた」
会長のアドバイスを受けた田中選手、徐々に間合いを詰めていきます。

強烈なバックブローが決まりました!5ラウンドを戦った田中選手、ノックアウトはなりませんでしたが、終盤ポイントを重ねるなど最後まで攻め入る姿勢を貫きました。
判定勝ちで、田中選手が世界王者の座を守り抜きました。

WPMF世界女子ピン級王者・田中藍選手:
「世界には強い選手がたくさん私の階級でもいると思うので、もっと努力しないといけない。自分が目指しているのはもっと上のレベル、これからも二刀流で頑張りたい」
6月に古傷の腰を負傷したという田中選手、決して万全は状態ではなかったということですが、防衛戦で意地をみせました。今後の活躍に注目です!