■「看護師」としての顔

世界の頂点に立つ彼女には、さらにもうひとつの顔が。仙台市内の総合病院で看護師として勤務しており、二足のわらじを履きこなす世界チャンピオンです。

WPMF世界女子ピン級王者・田中藍選手:
「周りからは大変だと言われるんですけれど、どっちかだけだと逆に大変かなと。キックボクシングで大変な時は、仕事が支えてくれる。仕事が大変な時は、キックボクシングが支えてくれる。いい関係で成り立っている。だからこそ続けてられている」


ムエタイの世界戦が、日本国内で行なわれるのは異例なこと。さらに地元開催ということで、田中選手はこの防衛戦に全てを注いできました。

WPMF世界女子ピン級王者・田中藍選手:
「倒すこと、そこしか考えていないので。みなさんに元気を与えらえるような試合ができれば


会場には田中選手の職場の上司の姿も…。

職場の上司・扇谷玲子さん
「本当に彼女は申し訳ないほどに一生懸命仕事をしていて、『仕事も試合も頑張ります!』と言ってくれて…」