ウクライナからの避難民を支援するため、31日から隣国のポーランドに向け学生が派遣されます。
ボランティアとして現地入りする宮城県内の大学に通う学生は「現地の人の気持ちに寄り添った活動をしたい」と意気込みを語りました。

このボランティア派遣は、日本財団ボランティアセンターが企画したものです。
ボランティアに選ばれたのは、書類選考や英語の試験を通過した学生で、15人1グループを7回に分けポーランドなどに派遣し、主にウクライナ国境近くの避難所で2週間活動します。
避難所では避難民への支援物資の提供や施設内の片づけなどを行う予定です。

30日の出発式には、派遣される学生も出席し学生代表が抱負を語りました。

学生ボランティア代表 齋藤凜花さん
「避難先での日々の活動を通して、その心細さや不便さを一緒に感じ、少しでも
減らすことができないか、心を寄せて日々懸命に考えたい」

ボランティアに向かう1人、仙台市に住む東北学院大学3年の後藤一磨さんです。

後藤一磨さん(21)
「服は4日分くらい持っていって、後はあっちで洗濯する」

実は、海外に行くのは初めて。それでもボランティアの募集を知ってすぐに応募したと言います。

Qためらいはなかった?
後藤一磨さん「ゼロでしたね」

後藤一磨さん
「不安というのは、言語をしゃべれるかという不安ではなくて、大震災の時もそうだが避難民が抱えている気持ちは計り知れないし、簡単に話しかけられるようなものでもないと思うので、どういう風に接したらいいのかなという部分で不安が5割」

大学では英米文学を学ぶ後藤さん。外国に関係する今の進路を選んだのも国際協力や人道支援に興味を持ったことがきっかけでした。

後藤一磨さん
「小学校6年生の時に、テレビでアフリカの子どもたちが水を汲みに往復何時間もかけて歩いている話をやっていて、漠然とこの子たちを助けたいと思ったのが最初のきっかけ」

現地では、避難してきた子どもや障害を持った人たちの支援などを行う予定で、帰国後は、その経験を県内でも伝えたいと話します。

後藤一磨さん
「初めて海外に行って、右も左も分からない自分が行くというのはすごく心配だが、人道支援をしたい、助けたいという気持ちは誰にも負けないと思うので、
現地の人の気持ちに最大限寄り添って活動できたらいいと今は思っている」

後藤さんら学生ボランティアは、31日午前10時半に成田空港を出発しオーストリアのウィーンからポーランド入りすることになっています。
帰国日は6月16日だとということです。