児童たちが地域の伝統文化を引き継ぎます。宮城県大郷町の小学生が19日、地元で500年前から受け継がれている田植踊を継承しようと、初めて練習に取り組みました。

大郷町立大郷小学校には、地元の保存会のメンバー7人が訪れ、3年生の児童62人に「羽生田植踊」を披露しました。五穀豊穣などを願う羽生田植踊は、およそ500年前から町内の羽生地区に伝わる町の無形文化財で、保存会によって受け継がれています。

児童たちはさっそく、鈴を手に持ち、田植踊に挑戦しました。

児童:
「もっと田植踊をうまくなりたい」

「みんなのお手本になれるように踊りたい」

児童たちにとって田植踊は初めての挑戦で、保存会のメンバーから手や足の動かし方などを熱心に学んでいました。

生田植踊保存会・竹内幸郎代表(74):
「すごく早い覚えが。初めてなのにびっくりした。この大郷町にこのような文化があることを伝えてほしい」

児童たちは今後、定期的に田植踊を練習し、地域の伝統文化を引き継いでいくということです。