東北電力の従業員が東北電力ネットワークが管理する新電力の顧客情報を不正に閲覧していた問題です。両社は、再発防止に向けて管理システムの分離などを盛り込んだ改善計画を12日、国に報告しました。

この問題は、東北電力の従業員214人が、東北電力ネットワークが管理する新電力の顧客情報3万6980件を不正に閲覧していたものです。

両社は、12日、業務改善計画をまとめた報告書を国に提出しました。報告では、分社化する前から30年以上共同で使用していた顧客情報などの管理システムを2028年度までに分けます。

また、社内に第三者を含む監視部門を置き法令遵守に努めるとしています。

東北電力の樋口康二郎社長と東北電力ネットワークの坂本光弘社長は、ともに役員報酬の20%を3か月間受け取らないとしています。