宮城県東松島市は、去年、宮城県が公表した最大級の津波の浸水想定を盛り込んだ防災マップを新たに作成し、4月1日までに全世帯に配布しました。

東松島市 渥美巖市長:
「防災マップを各家庭でもう一回見て、防災について家庭内で話し合いをしてほしい。地域として防災訓練等これから行なうので、それに参加をしてほしい」

東松島市 渥美巖市長

完成したB4サイズの防災マップは、津波や洪水、原子力災害など、すべての災害の避難場所や危険個所などを紹介しています。

このうち津波ハザードマップは2014年以来の改定で、去年5月、県が公表し満潮時や地盤沈下など悪条件も考慮した津波の浸水エリアを色別でマップに落とし込み、指定避難所となる学校や市民センター24カ所には、予想される津波の高さを示しました。

市は、「津波の高さに応じ、どのような避難行動をとるべきかを事前に考えてほしい」としています。市は、4月16日に住民説明会を開き、防災マップの活用を呼びかける考えです。