東日本大震災で児童4人が行方不明となっている宮城県石巻市の大川小学校の近くで、19日、ロボットを使った捜索が行なわれました。

捜索が行なわれたのは、石巻市の大川小学校から4キロほど離れた尾崎地区の海岸で、仙台高等専門学校の園田潤教授らの研究グループが、自動走行のロボットを砂浜で走らせました。

ロボットには、地中1メートルほどまでを読み取るレーダーが搭載され、それを人工知能で解析すると、砂の中に何が埋まっているかが分かる仕組みです。

仙台高等専門学校 園田潤教授:
「人手を一切使わずに(地中の)どこに行方不明者の手がかりがあるかを自動で捜す。全自動の捜索ができるようなものを目指している」

大川小学校では、震災の津波で児童4人が行方不明のままとなっています。19日は、詳しい解析が必要な場所が10カ所ほど見つかり、4月、実際に砂浜を掘って捜索を行うことになりました。