避難者の受け入れを考えていた・・・

星雅也さん:
「隣で社協さんが炊き出しの準備とかテントとか張っている状況ですので、うちも食材を提供する準備とか、津波で被災した人の受け入れをどうしよう、部屋をどうしようと」

棟続きになっていた社会福祉協議会の施設は、町の指定避難所になっていました。星さんは自分たちが避難するのではなく、避難してきた人を受け入れることを考えていたといいます。事態が変わったのは、星さんが外で避難所を開く準備の様子を見ていた時でした。

星雅也さん:
「(最初は)ああ火事だなあ、火事になってるなあぐらいの感じですね。うーん、全然。ほこりがぐわーっと上がっているような感じで、迫ってくるみたいな感じ。そんなに早いような感じじゃなかったんですけど」

海の方で火の手が上がり、立ち上る土ぼこりが近づいていました。

その時・・・。