通園バスの置き去りを防ごうと、宮城県が県内の幼稚園と保育園を対象に行った調査で一部の施設で情報共有や安全計画などに改善すべき点があったとの結果がまとまりました。

調査は去年9月、静岡県牧之原市で園児が通園バスに置き去りにされ、死亡した事件を受けたもので、県内のバス送迎を行っている幼稚園と保育園合わせて▼228施設全てを対象に去年10月7日から年末までに行われました。

その結果、園児の出欠を巡り、担任以外の職員も含めた情報の共有が不十分だった施設が▼4施設ありました。

また、年間の安全計画に通園バスの乗降時の安全確保を規定していない施設が▼8施設ありました。

一方で、通園バスへの置き去りや窓にラッピングをして、外から中が見えない状態になっている事例はありませんでした。

県は、改善すべき点があった施設には個別に指摘し、改善を促したとしています。