原子力災害拠点病院に指定された宮城県の石巻赤十字病院に、被ばくした患者の治療を行なう新たな施設が完成し、24日、記念の式典が開かれました。
石巻赤十字病院に完成したのは、「原子力災害医療棟」です。原発事故で運び込まれた患者は、除染の後、最新の機器を揃えた処置室で治療が行なわれます。最大4人の受け入れが可能です。

これまでは、「救命救急センター」内で被ばく患者に対応していましたが、2018年、県の「原子力災害拠点病院」に指定され、受け入れ態勢の充実が求められていました。
石巻赤十字病院 石橋悟院長:「原子力災害が起こった際には、放射線を含めた対応、しっかりとした医療の提供を行なっていきたい」

総事業費はおよそ11億円で、延べ床面積はおよそ870平方メートル。今年4月から運用される見込みです。







