19日に発表された第168回芥川賞で、仙台市在住の佐藤厚志さんの小説「荒地(あれち)の家族」が受賞しました。「書店員」として働きながら受賞した佐藤さんに一夜明けた20日、tbcは独占インタビューをし、改めて受賞の喜びや今後の作家活動などについて聞きました。

地元の期待に応えられるか結構プレッシャーだった

まず芥川賞の受賞、改めて本当におめでとうございます。
「はい、ありがとうございます」

一夜明けて、今の心境はいかがですか?
「きのういろいろと目まぐるしかったんで記憶がおぼろげで、何かいま混乱している状態ですかね」

少しは眠れましたか?
「いや、なかなか眠れなかったですね」

何時間ぐらい睡眠は取れましたか?
「2~3時間ぐらい寝たかなという感じです」

きのうの発表から今朝にかけてどのようなスケジュールで動かれていたんですか?
「発表の後はすぐに記者会見場の東京會舘に駆けつけまして、そのあと記者会見をして、テレビの取材を受けて、そのあと編集者と食事をしながら取材などの対応の打ち合わせという感じでした

本当にバタバタという感じですよね。一番最初に結果の発表を聞いたときはどんなお気持ちでしたか。
「まあ安心しましたね。地元ですごく盛り上がってるところで、期待に応えられるかどうかが結構プレッシャーだったので、いい結果が出てよかったなと思いました」