あさって1月18日は「118番の日」です。海での事件・事故の緊急通報ダイヤルが「118番」ですが、実は通報のほとんどが間違い電話や無言電話だといいます。118番の認知度を上げようと第二管区海上保安本部で16日、通報のデモンストレーションが行われました。

塩釜市の第二管区海上保安本部で行われたデモンストレーションは、仙台港沖でボートに乗っていた男性2人組から救助を求める通報があったという想定で行われました。


二管本部で去年1年間に受けた118番通報は、▼1万8024件ありましたが、このうち船舶事故や海難事故などの有効な通報は205件で全体のわずか▼1.14%で、▼99%近くは間違い電話や無言電話だということです。

第二管区海上保安本部警備救難部救難課 田中祐雅課長:
「巡視船艇、航空機を現場に迅速に派遣して、海で助けを求めてる人を一刻も早く救助するために必要な通信手段となっているので、落ち着いて通報してほしい」


間違いが多い理由については、119番通報や、時報サービスの「117」、それに消費者ホットライン「188」などとかけ間違えるケースが多いためだとみられるということです。