「全球アンサンブル予報システム」でのシミュレーションは?

いわゆる「台風予報」で示されている進路はここまでですが、その後については、気象庁が2025年から提供を始めている「全球アンサンブル予報システム」での台風進路予想図を見ることができます。これはスタートから264時間後(11日後)までの予想される台風の位置を、少しずつ差を与えた51通りのシミュレーションで表示したもので、気象庁ホームページの「気象の専門家向け資料集」という項目に公開されており、1日2回更新されて誰でも見ることができます。

「全球アンサンブル予報システム」による台風7号の予想進路図。21日午前9時を初期値とし11日先までのシミュレーション。日本列島を指向するものもある(気象庁HPより)

このシミュレーションでは、朝鮮半島付近に進むものもあれば沖縄付近から向きを北東に変え日本列島を縦断・横断していくものもあることが分かります。東北地方に接近させているものもあります。まだまだシミュレーションによってばらつきが大きいですが、今後次第に予測が定まってくるものとみられます。

台風は周囲に活発な雨雲の元となる暖かく湿った空気を大量に伴っているため、日本列島に近づく前からその北側にある梅雨前線の活動を活発化させる性質があります。24日(水)と25日(木)は梅雨前線に近い九州の長崎県と熊本県で、警報級の大雨となる可能性が【中】となっています。東シナ海から発達した雨雲が流れ込んでくるものとみられ、今後の情報に注意が必要です。