今年3月、宮城海上保安部の巡視船から重油が流出した問題で、第二管区海上保安本部が塩釜市漁協と県漁協に対し、海産物の損害補償金としてあわせて約5億円を支払う見通しであることが関係者への取材でわかりました。

この問題は、今年3月25日、塩釜港に停泊中だった宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から、推定で1万5000リットルの重油が流出し、収穫前のワカメやコンブなどに被害が出たものです。

県によりますと出荷できなくなった塩釜市の養殖ワカメやコンブ、七ヶ浜町のノリの被害額はあわせて6億円から7億円に上るとみられています。

関係者によりますと、第二管区海上保安本部が支払う損害補償金は先月までに被害額が確定した海産物に対するもので、塩釜市漁協に対しては4月分、県漁協に対しては4月と5月の2か月分で、あわせて約5億円です。

補償金は今月19日までに支払われ、今後、被害額が確定する海産物にも、順次支払われる見通しです。