震災を語っていいのか?

震災直後に上京し、アイドル活動を続けてきた華怜さん自身の葛藤でもありました。

岩田さん
「私がこれをやっていいんだろうか?私よりも当事者がたくさんいるのに、被災者と自分で言うのも違和感があるくらい私よりつらい思いをしている人がたくさんいると思っていたから、そこですごく負い目を感じていた」

負い目を感じながらも、彼女を突き動かしたのは表現者としての使命感でした。

岩田さん
「語れる人が語らないと、経験していても それを話すとか、思い出すことが難しい人も大勢いる私が発信できる立場にいるようになったので『わたしがやらなきゃ』って前を向けたのは震災から時間がたってからだった」

岩田さんには胸に刻んでいる、ある言葉があります。

岩田さん
「私たちが生きている今日は亡くなった方たちが生きたかった今日。震災を知らない子供たちもそうですし、県外の皆さんに対しても、この言葉を伝え続けていきたい」

2年前の初演では、子供時代の回想シーンも岩田さん自身が演じました。

今回の再演では『視覚的なリアルさ』にこだわり、新たに子役の起用を決めました。