先行きが不透明な中東情勢のあおりを受け、原油価格が高騰している影響は、仙台市内の飲食店にも及んでいます。メニューの値上げに踏み切るかどうか、店主は難しい判断に迫られています。

仙台市青葉区にある、かつどんのかつどん家です。3年ほど前に始めた配達弁当のサービスのため、開店前から準備が始まっていました。この弁当の容器が6月値上げすることが販売元のメーカーから知らされたといいます。

かつどんのかつどん家・松浦 洋平・店主:
「おおむね2割値上げさせてくださいと案内が届いている」

プラスチック製のトレーの仕入れ値はひと月約20万円。単純計算で少なくとも仕入れ価格は5万円の値上げになります。
一方で、メニューの値上げに踏み切れない理由があります。
かつどんのかつどん家・松浦 洋平・店主:
「半年ほど前に一度値上げしたその影響もある」

かつどんのかつどん家・松浦 洋平・店主:
「買い控えや利用回数が減るのを身をもって感じる」

この店では2025年のコメ価格高騰の影響で半年前に全メニューを一律100円値上げしたばかり。さらなる値上げに踏み切ると客が離れてしまうことを恐れているのです。

出前や宅配サービスといったテイクアウトも人気で、店の売り上げの4割ほどを占めているため容器の値上げは店にとって大きな痛手です。
終わらない物価高騰になす術がないと話します。

かつどんのかつどん家・松浦 洋平・店主:
「料金を抑えられる容器はないかと相談しているが無理じゃないかな」
「苦労して5000円削れてもあっという間に(食材などの)仕入れで2~3万円上がってしまうのでなかなか策がないというのが現状」

店では、当面値上げの予定はなく、安い食材に変更するなどして様子をみるということです。
中東情勢については、先行きが不透明な状況が続いています。
宮城県内での影響については、今後も引き続きお伝えしていきたいと思います。







