アメリカがベネズエラに軍事攻撃した問題について、専門家は、国際法に違反していると指摘し、中長期的には原油価格の高騰が起こる可能性もあるとして懸念を示しています。

軍事攻撃きっかけにアメリカの立場危うく
東北学院大学国際学部・三須拓也教授:
「アメリカは麻薬取締をやるために軍事介入した。ただ、色々な情報を見る限りそれ以外の目的もかなりあり、石油を欲しがっているという事情。もっと大きなグランドビジョンで西半球の覇権を維持したいという思惑が背景にある」

こう話すのは、国際政治史を専門とする東北学院大学の三須拓也教授です。今回の軍事行動は、アメリカの立場を危うくするものだと指摘します。

東北学院大学国際学部・三須拓也教授:
「今回のアメリカの行動は国際法学的には国際法違反といわれるもの。一方で中国などは国際法を表に出すことでアメリカの行動を非難しうる、そして仲間を募ることができる状況を得ている。具体的には今ラテンアメリカ諸国は、同様の介入がアメリカによって起こされるのではないかということを懸念している。次にコロンビアに手出しするのではないかということをトランプ大統領は話をしているし、西半球にはグリーンランドの問題もあるが、ヨーロッパも国際法の観点でアメリカの行動を非難している状態」

また、アメリカ国内の分断を更に強めるきっかけになる可能性があるということです。

東北学院大学国際学部・三須拓也教授:
「民主党を中心としたリベラルの人はかなり反対の声を上げている。トランプ大統領の支持基盤であるMAGAの人たち、トランプ大統領は外国の問題には極力介入しないというようなメッセージを支持者層には出していたので、そこと話が違うのではないという問題があり得る。今回の件もアメリカ国内を分断する出来事になるのではないかと思う」








