「動いた」——初めてアクセルを開けた瞬間

ヘルメットを装着し、いよいよエンジンをかけて走り出す時が来ました。

須貝選手:「ゆっくりアクセルを開けて、『あ、動いたな』と思ったらすぐ戻してください」

須貝選手の指示に従い、佐藤アナが慎重にアクセルを回す。「はい、はい、はい。オッケー、オッケー」

バイクが前に進んだ。わずか数メートルの距離でしたが、人生で初めて、自分の力でバイクを動かした瞬間でした。

操作に慣れてきたら、須貝選手の補助なしで少しずつ距離を伸ばしていく。最初は、5m、次は10m。徐々に、佐藤アナの表情に自信が出てきました。

佐藤アナ:「ちょっとずつですけど、ここまで来られたことが感動しました。もっと乗りたいっていう感じになりますけども」

レジェンドが見抜いた"センス"

ひととおりの練習を終えたところで、須貝選手からの評価が・・・。

須貝選手:「基本的に運動神経が良くて、バイクの操作でいくつか質問が出るんですが、すごく的確な質問をされるので、驚きましたね。なので、ぜひこのままバイクに乗り続けてほしいなと思います」


その言葉に励まされ、次の課題へ。







