残念ながら可能性は低い
警察によりますと、スクランブル交差点を設けることができる場所は、繁華街や駅、バスターミナル周辺など車より歩行者に重点を置く道路に限られています。「仙台二高前交差点」は条件を満たしていないため、残念ながらスクランブルにできる可能性は低いということです。

とは言え、高校や大学のそばにある交差点で違反行為が日常化している状況は決して好ましいとは言えません。現場を通る高校生からは「自転車とぶつかりそうになったことがある」「(歩行者の)信号が青になっても車が通るときがある」といった声が聞かれ、事故の危険性も高まっています。
宮城県警交通企画課 沖興一課長補佐:
「危険ですので、現場の確認をして、関係機関・団体の方と連携して対応を検討していきたいと思う」

警察は、横断歩道の上を渡ること、歩車分離式であっても左右の安全をきちんと確認することを呼びかけています。
宮城県内では、11月末現在、歩行者が絡む交通事故が458件。死者15人、重軽傷者が455人となっています。右折車、左折車との衝突を防ぐなど安全対策のため全国的に普及している歩車分離式。ルールを守り交差点を通ることが大切です。







