「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されています。運用が始まってから発表されるのは初めてです。いったいどのような情報なのか、改めてお伝えしていきます。

この情報が発表された際は「1週間以内にマグニチュード8クラス以上のさらに大きい地震の起きる可能性が相対的に高まった」と考えられます。可能性が高まったものの、必ず地震が起きるわけではありません。

過去100年程度の統計データによると、モーメントマグニチュード7以上の地震1477事例のうち、発生後7日以内にさらに巨大な地震が発生したケースが17ありました。2011年3月11日の東日本大震災もこの事例に含まれます。こうした過去の統計データから、さらに大きい地震が起きる確率は100回に1回=1%程度とされています。

地震の予知情報ではなく、今すぐの避難を呼びかける情報でもありません。防災意識を高めながら普段の生活を続けることが大切です。