水道事業を担当している自治体の職員らを対象としたセミナーが仙台で開かれ、最新の技術が紹介されました。

会場では、上下水道に携わる企業や団体が24のブースを出し自治体の職員ら約200人に最新の技術を紹介しました。

マイクロ波を使った技術では、掘削工事をせずに地下の状況を把握することが可能で、誤って別の水道管を削ってしまうといったトラブルも防げるということです。

ブース出展者によると「後ろに管内を洗浄するための洗浄車のノズルがついていて、このノズルで推進しながら同時に管内を見られる」技術ということです。

また、水道管の中を洗浄しながらカメラで確認できる技術なども紹介されていました。

参加した自治体職員:
「技術者が減ってきているので、DXできる部分を取り入れ、技術の継承やさらなる発展に役立てたい」

参加した自治体職員:
「実際に何件か話を聞き、展示物などを一覧で見ることができるので勉強になる」

2025年1月には、埼玉県八潮市で水道管の破損に伴う、大規模な道路の陥没事故も起きています。

老朽化や料金収入の減少で、水道の維持管理は厳しさを増していて宮城県は、課題の解決に向けて、今後もこうしたセミナーを開いていくことにしています。