基準値よりも高い「まひ性貝毒」が検出され3か月以上開始が遅れていたアカガイの漁が、宮城県名取市で7日から始まりました。

漁船およそ10隻が、名取市の閖上漁港に入り底引き網漁でとれたアカガイを水揚げしました。

県内産のアカガイは今年8月、基準値を上回る「まひ性貝毒」が検出され今年9月1日の解禁を前に出荷が自粛されていました。しかし、6日の検査で国の基準値を下回ったことから、自粛措置が解除されアカガイ漁が3か月遅れて解禁となりました。


県漁協仙南支所閖上 出雲浩行運営委員長:
「約3か月ちょっと、数値も下がってやっと漁ができる」


7日、閖上漁港で水揚げされたアカガイは、仙台のほか東京の豊洲市場に出荷されるということです。