16日の宮城県は、低気圧や前線の影響により昼前から各地で雨となり、午後には激しい雨となるおそれがあります。
最高気温は、高いところでも18℃程度にとどまり、前日より5℃前後低く、日中も肌寒さが続く見込みです。

雨雲の動きと大雨への警戒

現在、西日本の辺りに前線を伴った低気圧があり、これがだんだん発達しながら東に進んできています。この低気圧は今日夕方頃、ちょうど宮城県内の辺りを通過する予想で、発達した雨雲がかかってくる見込みです。

午前9時以降の雨雲の動きを見ると、昼前には広い範囲で雨が降り出し、ピークは昼過ぎから夕方となります。南部や牡鹿半島の辺りを中心に、局地的には1時間30mmの激しい雨が降るおそれがあります。

夜になると南部の方からだんだん雨が止んできますが、北部では17日明け方まで雨が残るところがあるでしょう。県内は警報級の大雨となるおそれもあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

気温の変化と体感の寒さ

16日は、朝から気温があまり上がりません。前日は22℃台まで上がったところが多くありましたが、今日は前日よりも5℃前後低く、仙台では17℃にとどまる予想で、11月上旬並の気温となります。今後もカーディガンやジャケットなどの上着が欠かせない体感が続きそうです。

一方で夜は気温があまり下がらず、17日朝の最低気温は、今朝よりも2〜3℃高いところが多くなるでしょう。

地域別の詳細予報

仙台市内では、昼過ぎから夕方にかけて活発な雨雲がかかり、道路が低くなっているところは冠水するかもしれません。車の運転などは十分注意が必要です。

名取から七ヶ宿にかけては、午後は各地で本降りの雨となるでしょう。最高気温は前日より5℃前後低く、平年よりもやや低めで、雨に濡れるとだいぶ寒く感じられます。

石巻から加美では、海沿いの地域で北東の風が強まり、夕方以降は平均10m前後吹いて、傘が揺さぶられるようなところもありそうです。今日は丈夫な傘ををお勧めします。

気仙沼から鳴子など北部は雨が止むのが遅く、17日の明け方まで降りやすい状態が続きそうです。波の高さは1.5mから3m、明日はうねりを伴い4mまで高くなる見込みです。

今後の天候見通し

明日日中は天気が回復し、各地で秋晴れとなるでしょう。その後も晴れや曇りの日が多いですが、土曜日の夜は前線の影響で西部を中心に雨が降りそうです。

気温の変化が大きく、土曜日の日中は25℃に達して夏日となるところもありそうですが、来週月曜日以降は平年よりも少し低くなる予想です。この週末を境に季節が大きく進んでいきそうですので、体調の管理など注意が必要です。

まとめ

16日は、大雨となるおそれもあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意し、最新の気象情報に注意を払うことが重要です。外出時は上着を忘れず、丈夫な傘を用意するなど、十分な準備をして一日をお過ごしください。