宮城県石巻市の2025年9月のふるさと納税の寄付額は、約8億7500万円と2024年の4倍以上に増えました。仲介サイトによるポイント付与が10月から禁止となるのを前に、駆け込み需要があったと見られています。

石巻市・齋藤正美市長:
「ポータルサイトのポイント廃止に伴う駆け込みということですが、その効果が出ているようでございます」

石巻市の齋藤市長は10月6日の会見で、2025年9月の1か月間のふるさと納税の寄付額が、約8億7500万円と2024年の同じ月に比べ、4.4倍に増えたことを明らかにしました。
8月の寄付額も前年の2倍になったということです。

石巻市では、ギンザケやカキなどの水産物が返礼品として人気を集めています。
齋藤市長は、ポイント付与が禁止となる前の駆け込み需要があった一方、職員がPRに務めてきた結果だと述べました。

齋藤正美市長:
「石巻の特産品を1人でも多くの人に味わってもらいリピーターを求め、それが地域の経済の活性化にもつながる。心ひとつにやっている結果」

今後は、駆け込み需要の反動による落ち込みが懸念されるため、イクラやカキなど、正月の食卓を彩る返礼品の充実を図るということです。