宮城県内では、大気の状態が非常に不安定となっており、すでに大雨警報(浸水害)が出ている所があります。東北地方には、この時期としては強い寒気を伴った気圧の谷が接近しており、この後も断続的な雨となり局地的な激しい雷雨が予想されています。
気圧配置と大気の状況
午前9時の予想天気図を見ると、東北地方に気圧の谷が近づいています。この気圧の谷の影響により、大気の状態が非常に不安定になっています。

予想される雨量と時間経過
仙台管区気象台では、あす2日明け方にかけて以下の雨量を予想しています。





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1時間降水量: 多いところで40ミリ(バケツをひっくり返したような激しい雨)
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24時間降水量: 2日午前6時までに100ミリ
特に今夜は、最も雨脚が強まる時間帯となる見込みで、短時間で多くの雨が降る可能性が高くなっています。




警戒すべき災害と影響
今回の大雨により、以下の災害や影響に注意・警戒が必要です。
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低い土地の浸水: 短時間強雨により道路冠水や住宅地の浸水
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土砂災害: 斜面地や山間部での土砂崩れのおそれ
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河川の増水: 中小河川を中心とした水位上昇
その他の注意事項
大雨以外にも以下の気象現象に注意が必要です。
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竜巻などの激しい突風: 発達した積乱雲に伴う局地的な突風
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落雷: 雷雨の発生に伴う落雷被害
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ひょう: 積乱雲の発達により降ひょうのおそれ
今後の見通しと対応
2日の明け方まで断続的に雨が続く見込みです。特に夜間から明け方にかけては視界も悪くなるため、外出時には十分な注意が必要です。
最新の気象情報や自治体からの防災情報を随時確認してください。また、河川や用水路の近く、がけ地や斜面地では特に警戒してください。
今回の大雨は、この時期としては強い気圧の谷の影響による局地的な現象です。短時間で状況が変化する可能性があるため、最新の防災気象情報や交通情報を確認するようにしてください。