生鮮カツオの水揚げ量が28年連続で日本一を誇る宮城県の気仙沼港は今シーズン、不漁が続きトップの千葉・勝浦港を追いかける状況が続いています。水揚げ量は去年の2割以下で漁業関係者は不安を募らせています。なぜ不漁が続いているのでしょうか。

22日朝の気仙沼漁港。7隻の一本釣り船がカツオを水揚げしました。しかし、水揚げ量はわずか85トン。例年9月は200トンを超える日もあり低調な状況が続いています。
第38日昇丸 岡本茂漁労長:
「カツオがいないし餌もない、厳しい状況。数量が取れない、困った話」

また、例年ならこの時期は脂が乗った3キロ程度の「戻りガツオ」がとれますが今シーズンは小型が中心だといいます。
第38日昇丸 岡本茂漁労長:
「サイズも例年の半分、1キロ台の魚ばかり。まだ諦めたわけではない、出てくるのを期待して漁をしている」