性別を問わず働きやすい職場環境づくりを目指そうと、11日に仙台で企業の社員が生理痛を疑似体験しました。

仙台市青葉区の東北電力本店ビルで開かれた体験会には、東北電力グループの社員約140人が参加しました。


電流を流して腹筋を収縮させることで生理痛のような傷みが出る装置を使い、男性社員が、女性特有の健康課題を実体験しました。

男性社員:
「痛い!結構、(腹の)中がもっと痛いですね。内側から絞り込まれるような痛みが強くなる」
また女性社員も体験し、痛みの個人差を感じていました。

大槻聡記者:
「私も実際に体験してみます。一番強い『強』でやってみたいと思います」

大槻聡記者:
「お願いします。あー結構きつい、苦しいですね。この痛みのまま家事や仕事をするのはかなり苦しいと思います」

この体験会は、生理痛の疑似体験を通じて職員間で体調面への共感を促し、性別を問わずに働きやすい職場環境を目指そうと、初めて行われました。

東北電力ネットワーク監査役室 佐々木一人副調査役:
「想像していたよりも強い痛みがあるんだなというのが率直な感想。急な生理痛があって休みたいと思った時には、休暇申請をしたくなる気持ちも非常に分かったので、もしそうした申請があれば理解を持って業務調整にあたりたい」

東北電力法人営業部 郷古華恵さん:
「(女性は)痛みプラスメンタルの崩れや経血のドロッと感などが一緒にある。)共感してくれるということを男性社員にはお願いしたい」

東北電力には、生理痛や不妊治療で休暇が取れるウェルネス休暇という制度があり、11日の体験会を通じ、より気兼ねなく取得できる職場の雰囲気づくりを目指していくということです。