宮城県石巻市で、今年収穫された新米の等級検査が11日に行われ、すべてのコメが、最高品質の1等米と判定されました。

宮城県石巻市桃生町で行われた新米の初検査には、地元で生産されたひとめぼれやササニシキなど約20トンが運び込まれました。
JAいしのまきの担当者が、玄米のつやや形、水分の割合などを調べました。

2025年は、猛暑による高温障害や雨不足が懸念されたものの、桃生地区では、田んぼの排水をポンプでくみ上げて再利用するなどして乗り切りました。

その結果、すべてのコメが1等米と判定されました。

JAいしのまき米穀課 亀山宏道課長:
「水不足で白未熟粒が多く出るかなと心配していたが、そこの部分がなかったのが良かった。全体的には夜の温度が低かったことが、いいところに出た。すごくほっとしている」

新米は、10月初めから全国のスーパーなどで販売されます。JAいしのまき管内では、10月中旬にかけて稲刈りが行われ、平年並みの収量が見込まれています。