宮城労働局の審議会は、県内の最低賃金を65円引き上げ時給1038円にすべきと宮城労働局に答申しました。
県内の最低賃金が1000円を超えるのは初めて、10月4日から改定される見通しです。

これは、宮城労働局の諮問機関で県内の労使の代表などがつくる宮城最低賃金審議会が、8日答申したものです。

最低賃金は、企業が労働者に対して最低限支払わなければならない賃金で、県内の最低賃金は、現在、時給973円です。

答申では、物価上昇などを理由に最低賃金を65円引き上げ、時給1038円とすべきとされています。

この引き上げ額65円は、国の審議会が示した目安より2円高く、県内では最低賃金算出が、現在の方式となった2002年度以降で最大です。

県内の最低賃金が1000円を超えるのは、初めてで、今後、異議申し立ての手続きなどを経て、10月4日から改定される見通しです。