腐らず続けた献身的なハードワークを支えるサッカー論とは
得点に恵まれず、もがき苦しむ荒木選手。それでも続けていたのは献身的なハードワークでした。前線からの激しい守備に、体を張ったボールキープ。これらのプレーの裏には、荒木選手独自のサッカー論がありました。

ベガルタ仙台 荒木駿太選手:
「まずはチームのために戦って。戦ったうえで自分に結果が出ればいいかなとずっと思ってやっていたので。危ないシーンや誰かが(守備に)戻れなかったりした時に、体力は自身があるので、自分が(守備に)戻ってあげられれば、その選手が休めたり次は(守備に)戻ってくれる」

「サッカーは助け合いだと思っているので。きつい場面は絶対あると思うので、誰しもが試合中は。
そこで仲間を助けてあげないと、ピンチを守ったりチャンスを作ったりものにできないと思っているので」

「仲間のため、チームのために走る。誰かがやってくれるだろうではなく、自分がまずやる」
5月3日のレノファ山口戦。チームのために走り、戦い続けてきた荒木選手。
その献身が遂に実を結びます。
2対1とリードして迎えた後半33分。
開幕からおよそ3か月、13試合目で生まれた初ゴール。長いトンネルを抜け、新天地での第一歩を踏み出した瞬間でした。

ベガルタ仙台 荒木駿太選手:
「本当にほっとしました。うれしさもありましたけど、ほっとしたのが一番ですね。チームのために走ることで、そういう人たちの所に(ボールが)こぼれてくると信じていたので。やっと仙台の一員になれた」