去年のパリオリンピック柔道女子48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実さんが宮城県の角田警察署の一日署長を務め交通事故防止などを呼びかけました。

角田市の「道の駅かくだ」に警察官の制服姿で登場した角田夏実さん。1日警察署長のタスキと委嘱状を受け取りました。

角田夏実さん:
「安全で安心な街づくりのため普段から安全運転を心がけましょう。また、あらゆる犯罪を許さない、事件に巻き込まれないよう防犯意識をもって行動しましょう」

角田さんは今回、角田(つのだ)と角田(かくだ)「同じ漢字」という縁で角田警察署の1日署長を引き受け、買い物客にチラシを配りながら交通事故防止や防犯を呼びかけました。角田さんは宮城県にある仙台大学によく練習に訪れており、角田市の存在は前から気になっていたそうです。ちなみに、仙台大学は宮城県柴田町にあり、角田市はすぐ南隣に位置しています。

角田夏実さん:
「少しでも力になれればと思ってお受けした。パッと見たときに自分の名前があるなというイメージで親近感がわいていました」

記念撮影にも気さくに応じていた角田さん。気になる現役続行については「いろいろと考えていて自分なりにできることをやっていきたい。現役を続けるかどうかは体と相談しながらです」と答えていました。5日は柔道教室も開かれ、角田さんは地元の柔道部員の高校生や柔道クラブに通う小中学生とも楽しく交流していました。